COMA Ver2 口内フローラチェックサービス
フローラ検査で自分の口の中の細菌を「見える化」することで、健康状態の管理、治療効果の確認、基礎研究に利用出来ます。
COMAでは655種類の細菌が検出可能です。
71種類の細菌を36種類のリスク疾患と抗歯周病、抗虫歯作用と関連付けたレポートと多様性を見ることができます。
COMAチェックサービスでは、一般向けのサービス、医院、介護施設様へのサービスと研究向けのサービスとを行っております。
研究機関向けサービスは、ここで紹介する内容のレポートに加え、本格的な解析を行っています。詳しくはCOMA Proを参照してください。
予防医療への利用のおすすめ
口は食べ物などさまざまな物質が入ってくる入り口であり、我々は様々な菌(細菌や真菌)と共存して生きています。
まず、口腔内の感染症の代表は、歯周病と虫歯であることは確実です。口腔内環境を悪くすると、細菌が肺の中に入り、お年寄りなどが誤嚥性肺炎を引き起こす原因ともなりかねません。口腔ケアを行うことでさまざまな細菌やウイルスが体内へ入り、さまざまな影響があります。
口腔内の環境を良くすることで、疾患リスクからの予防が期待出来ます。
COMAは口腔内環境の見える化で健康管理をおてつだいします。
COMAで見ることが出来る口腔内常在菌
口腔内に常在する菌には、歯周病で代表される、P.ジンジバリスなどの細菌と、カンジタ菌で代表される真菌があります。
COMAチェックは細菌の分布を調べるためのフローラチェックサービスです。
口腔内には、約700種類の細菌が常在すると言われており、COMAでは歯周病の原因となる細菌や、全身疾患のリスクとなる細菌を検出することが出来ます。
細菌の種類とリスク疾患や効果
口腔内の細菌全体をチェックして歯周病・虫歯・口臭・全身疾患などのリスクと、虫歯や歯周病の予防効果がある細菌がわかり、健常な人の健康管理にも役立ちます。
さらに、最高655種類の細菌の検出が可能なことから、検出された細菌のうち、どのくらいの割合でリスクのある細菌が検出されたかを視覚的に見ることが出来ます。
*COMAでは細菌を検出しています。中にある真菌やウイルスは検出していません。
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検出可能な細菌の種類:655種類 (COMA Proは約16000種類)
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機能が判明している細菌の種類:71菌種
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関連付けられた疾患:34疾患
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「抗歯周病作用」「抗虫歯作用」に関連付けられた細菌:2種類
655種類の細菌は、機能が判明していない細菌が584種類、機能が判明している細菌が71種類です。
機能が判明している細菌のクラス分類
機能が判明している細菌を5つのクラスで更に分類しています。
(口臭に関連する14種類の内、5種類はTier1, Tier2, Tier3にも重複して属しています)
各Tier(クラス)の意味
クラス名 | クラスの説明 | 登録細菌数 |
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Tier1 | Red Complexとも呼ばれる、特に重度の歯周病の原因とされる3種類の細菌で構成されるグループ | 3 |
Tier2 | 歯周病と虫歯の病変部で高頻度に検出される菌で、歯周病や虫歯の進展にかかわる細菌で構成されるグループ | 28 |
Tier3 | 口腔内の疾患には関係しないが、全身性疾患のリスクが考えられる細菌で構成されるグループ | 29 |
Tier4 | 虫歯や歯周病の予防効果がある細菌で構成されるグループ | 2 |
口臭 | 口臭の原因菌ととされる細菌で構成されるグループ | 14 |
利用可能な検体サンプルの種類について
検体は、唾液、ペーパーポイントなどに対応しています。研究用のProでは目的に応じ、綿棒など柔軟な採取方法に対応いたします。
唾液
どなたでもご利用いただけます。口腔内全体の細菌の状態を知りたいときは唾液キットをご利用ください。
個人の方:キットはS-KIN SHOPより購入いただけます。
医院様:販売店に連絡をお願いします。
ペーパーポイント
歯科医院様がご利用いただけます。(研究機関・企業様で研究目的でのご利用はお問い合わせください)
ペーパーポイントは、歯周ポケットの深い部分など、特定の場所の細菌の状態を分析したいときにご利用ください。
COMAキットを注文時に販売店に”ペーパーポイント”とご指定ください。
綿棒など
企業・研究機関様向けのサービスです。
「COMA Pro」で対応しています。当社に直接お問い合わせください。
COMA V2のレポート
COMA V2でのレポートを抜粋して紹介します。
従来のCOMAと同様に、サンプルは唾液と
キットの入手方法
歯科医院・その他の医院・介護施設様
販売店に連絡をお願いします。
株式会社 メディカルユース
東京都中央区日本橋小伝馬町13-4 共同ビル5階
TEL: 03-6458-3860
FAX: 03-5485-8495
キットの入手から結果レポートの送付までの流れ
結果の郵送まで約1月の期間を頂いています
COMA V2レポート
COMA V2では、Tier1〜Tier4と口臭に関連する細菌の検出を行い、「危険」「注意」「良好」の3つのリスクを信号機表示しています。
判定基準は唾液とペーパーポイントなどのプラーク検体で異なっています。
各クラスの詳細、関連付けられた疾患リスト、判定基準などは、V2スペックシートを参照にしてください。
Tier1のレポート例
菌比率について:
菌比率は、個々の細菌の相対量で、検出されたすべての細菌の総和を100%としたときに、個々の細菌が占める割合を示しています。
Tier2のレポート例
Tier3のレポート例
Tier4のレポート例
口臭のレポート例
バランス(多様性)のレポート例
最高655種類の細菌の検出が可能なことから、検出された細菌のうち、どのくらいの割合でリスクのある細菌が検出されたかを視覚的に見ることが出来ます。
総合評価
サンプルレポートのダウンロード
サンプルレポートは、必要事項をご記入の上、こちらからダウンロードしてください。