質問に答えると肌の特定3菌種の細菌の状態を予測するサービスです
アンケートに答える
実際の検査ではありません。アンケートに答えると肌フローラの菌叢を予測します。
3菌種の予測を2つの方法で行います
3菌種の細菌の占有率の直接予測と、A,B、Cランクに分けて評価を行いバランスを求めます。
各細菌のコメントを表示します。
アドバイスやおすすめで対策用品と関連付けることもできます。
このような場面でご利用いただけます
研究向機関での試験(予備試験としての利用)
顔の肌の細菌環境試験で、試験前のボランティアの募集時にアクネ菌や表皮ブドウ球菌が多い人や少ない人、黄色ブドウ球菌の状態が良くない人などの選別が試験前に予測できるので効率の良い試験系を組むことができます。
商品への誘導
アクネ菌や表皮ブドウ球菌、黄色ブドウ球菌の状態に合わせて化粧品やケア用品をおすすめ出来るサイトが構築可能です。
エステや店舗などでの利用
カウンセリングのひとつの材料としてご利用いただけます。
詳細検査のおすすめの予備試験として
より精密な肌フローラ検査のおすすめを行うことができます。
説明方法などの講習会
AIナビの結果による説明方法などは、当社提携の企業から事前講習をご案内しております。
AIナビで利用している3種類の細菌について
アクネ菌
Cutibacterium acnes
日和見菌として有名なのはアクネ菌です。アクネ菌は多すぎても少なすぎてもお肌によくありません。ニキビの原因とされているアクネ菌ですが、皮膚表面の角質細胞への毒性は低く、皮膚の酸性度を調整することで悪性度の高い菌の増殖を抑えるなど肌の常在菌として重要な役割を担っています。
表皮ブドウ球菌
Staphylococcus epidermidis
肌に有益な善玉菌と呼ばれる表皮ブドウ球菌は、近隣に存在する黄色ブドウ球菌が増えるのを抑え、肌の潤いを保つ働きがあるため美肌菌ともよばれています。この細菌は、汗を餌にして、保湿因子(グリセリン)を作り皮膚を潤わせています。保湿力と肌を弱酸性にするには表皮ブドウ球菌の活動が必要です。
表皮ブドウ球菌は多いほど良いと判断されます。
黄色ブドウ球菌
Staphylococcus aureus
肌に害を及ぼす悪玉菌で、アトピー性皮膚炎や皮膚炎を引き起こすことが知られています。アトピーの肌のかゆみの元になるエントロキシンやロイコシジンと呼ばれるスーパー抗原は、この黄色ブドウ球菌が出しています。スーパー抗原は作用が強く炎症も強くなるといいます。黄色ブドウ球菌を主として、悪玉菌はアルカリ性の環境を好みます。善玉菌である表皮ブドウ球菌が優勢の肌では、弱酸性の皮脂でバリアが保たれており、黄色ブドウ球菌が繁殖しにくくなっています。
AIナビの予測方法について
直接予測
S-Kin 肌フローラAIナビでの「占有率直接予測」は、これは前述のクラス予測詳細とは別に作成された菌種別占有率予測モデルで、アンケート項目を説明変数、モデル作成用データの占有率%を目的変数としてニューラルネットワークモデルを構築しており、予測にそのモデルを採用しています。
バランス
「クラス予測詳細」のクラス分類を利用して、外側からA+、A-、B、Cと菌種毎のバランスをレーダーチャートで表示しています。
平均的な菌種占有率範囲内であれば「あなた」で示される三角形が面積最大となり、平均的な占有率から外れる菌種が多いほど小さな三角形になります。
クラス予測詳細
S-Kin 肌フローラAIナビでの「クラス予測詳細」では、アンケート項目を説明変数、モデル作成用データの占有率%から導出した良否判定クラス(4クラス;
A+、A-、B、C)を目的変数として、ニューラルネットワークモデルを構築しています。4クラス7段階(アクネ菌)もしくは4クラス4段階(アクネ菌以外)を設定してモデルを構築しており、予測では「アンケート項目への回答から考えられる、各段階の確率を菌種毎に」出力します。Webページからご覧いただく場合、最大確率のクラスを予測クラスとして提示します。
占有率とは
検出された細菌全体の量を100%として、ターゲットとなる細菌の占める割合がどのくらいかを示しています。